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加齢とともに気になり始める「たるみ」。
フェイスラインがぼやけ、老けた印象を与えてしまう原因となります。
たるみは一度進行すると改善が難しく、予防が何よりも重要であるそうです。
本記事では、たるみを悪化させる5つのNG習慣を詳しく解説します。
日常生活で気をつけるべきポイントを押さえ、若々しい印象をキープしましょう。
たるみの原因とメカニズム
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肌には紫外線や大気中の汚染物質など、目に見えないダメージが日々積み重ねられています。
若いうちはダメージを受けても回復できていましたが、加齢に伴い回復力も低下していき、肌のコラーゲンやエラスチン、脂肪細胞が減ってしまうと、全体的に肌のハリがなくなっていく可能性もあるそうです。
また、肌を下から持ち上げている筋肉も徐々にゆるんでいき、たるみがほうれい線やマリオットライン、二重あごとなって現れます。
1. 紫外線を浴びすぎる
紫外線がたるみを引き起こすメカニズム
紫外線は肌にさまざまな悪影響を及ぼしますが、特に「光老化」と呼ばれる現象はたるみの大きな原因の一つといえるでしょう。
紫外線はメラニンを活性化させるので、紫外線を浴び続けると、シミやそばかすが増え、紫外線の影響は肌の色味だけでなく、しわやたるみにも影響してしまうそうです。
紫外線は、肌のより深いところまで届き、肌の内側にあるコラーゲンを産生する細胞にもダメージを与えてしまいます。
自然老化+光老化でコラーゲン産生が減少することにより、肌のハリは徐々に失われ、老けた印象になっていきます。
たるみ予防のための紫外線対策
✓外出時は日焼け止めを塗る(SPF30以上・PA+++以上が推奨)
✓長時間の屋外活動時は帽子やサングラスを活用する
✓夏場だけでなく、年間を通して紫外線対策を行う
2. 誤ったマッサージ
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間違ったフェイスマッサージが逆効果になる理由
顔のマッサージは一見リフトアップに効果的に思えますが、間違った方法で行うと逆にたるみを引き起こす可能性があります。
顔の皮膚は非常に繊細で、強く引っ張ったり、過剰に摩擦を与えたりすると、皮膚を支える靭帯が伸びてしまい、結果的にたるみの原因になってしまうのかもしれません。
そして、マッサージで皮膚をこすると皮膚の刺激になり、シミや肝斑など色素沈着の原因にもなるため、必要以上に肌を触る行為は控えた方がいいでしょう。
正しいフェイスマッサージのポイント
✓専用のマッサージクリームや乳液を使用する
✓力を入れすぎず、優しく行う
✓週1~2回程度にとどめる
✓保湿をしながら摩擦を最小限に抑える
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3. 喫煙
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喫煙が肌の老化を加速させる
「タバコ顔(スモーカーズ・フェイス)」という言葉を知っていますか?
近年では、喫煙を続けることで、皮膚の老化を加速させる原因として「タバコの害は紫外線に次ぐ」といわれているようです。
タバコ顔とは、喫煙の影響で皮膚が黒ずみ、ハリやツヤが失われ、シミや小じわの多さが目立つ、喫煙によって実年齢よりも老けて見えてしまう顔のことを言うそうです。
具体的には、上下のまぶたのたるみや血色の悪さ・目の下のクマ・深いほうれい線・上唇のシワ・顎のたるみ・歯肉の黒ずみなどの特徴があげられます。
また、1~2本のタバコを吸うだけで、1日に必要なビタミンCが失われることにより、シミしわの増加、肌のくすみ、見た目の老化スピードが加速する恐れがあるでしょう。
ビタミンCは、肌の弾力を保つコラーゲンを生成するために必須の化合物であり、活性酸素による肌の老化を抑える作用もありますが、喫煙などによるビタミンC不足によりその抗酸化作用も失うため、老化スピードが加速されるそうです。
たるみを防ぐための禁煙対策
✓禁煙を決意し、少しずつ本数を減らしていく
✓ニコチンガムや禁煙補助薬を活用する
✓肌の改善を実感することでモチベーションを維持する
✓ビタミンCを多めに摂る
【医師監修】「タバコ顔」とは?喫煙とお肌の老化の関係について
4. 極端なダイエット
急激な体重変動がたるみを引き起こす理由
急激な体重の増減は、皮膚の伸縮を繰り返すことでたるみの原因となるそうです。
特に急激に痩せると、皮膚の新陳代謝が追いつけず皮膚が余ってしまい、フェイスラインが崩れる恐れがあります。
シワを作るNGダイエットとは、“栄養バランスが悪いダイエット”や“短期間で急激に体重を減らすダイエット”かもしれません。
これらにより栄養不足に陥ると、肌の土台である骨の萎縮が進み、顔全体のボリュームが減少してたるみが目立つようになります。
たるみを防ぐための正しい食生活
✓無理な食事制限をせず、バランスの取れた食事を心がける
✓タンパク質・ビタミン・ミネラルを十分に摂取する
✓体重を急激に落とさないように注意する
✓骨を強くする
【医師監修】顔のたるみが気になる方は必見!原因から分かる対策方法とは?
5. 無表情でいること
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表情筋の衰えがたるみを引き起こす
表情筋は顔のハリを保つ重要な役割を果たしており、顔の表情を作る筋肉のことを指します。
無表情でいる時間が長いと表情筋が衰え、頬や口元のたるみを引き起こし、意識しないとフェイスラインが下がってしまうのです。
また、表情筋は普段の生活では全体の30%ほどしか使っておらず、残りの70%は意識して動かさないと使用されることはないそうです。
衰えた表情筋はシワやたるみだけでなく、毛穴を目立たせる原因にもなり、老け顔を招くきっかけとなります。
無表情でいることが増える=表情菌が鍛えられる=表情筋が衰える原因となってしまう
表情筋を鍛えてたるみを防ぐ方法
- 1日数回、意識的に笑顔を作る
- 「あ・い・う・え・お」と大きく口を動かして発声する
- 鏡を見ながら口角を上げるトレーニングを行う
【最強の4分】ノンストップトレーニング!ほうれい線・顔のたるみ・小顔・二重アゴ!
まとめ
たるみは加齢とともに自然に進行するものですが、日常の習慣を見直すことで予防が可能です。
特に、紫外線対策や禁煙、正しいスキンケアを心がけることが大切であり、極端なダイエットを避け、適度に表情筋を鍛えることも重要なポイントとなるでしょう。
今日から意識して取り組み、ハリのある若々しい肌を目指してみませんか?