スキンケアは、年齢や肌質によって異なるアプローチが必要だといわれているようです。
20代、30代、40代と年齢が進むにつれて、肌の状態や求めるケアも変わるでしょう。
本記事では、年齢ごとに最適なスキンケア方法を紹介し、それぞれの年代に必要な成分とケアのポイントを詳しく解説しています。
自分に合ったスキンケアを見つけて、肌の健康を保ちましょう。
10代〜20代のスキンケア
【10代に必要なスキンケア】
10代は思春期の影響を受けやすく、将来の美肌をつくるための大切な年代です。
この時期、ホルモンの影響で肌質が変化しやすく、ニキビなどの肌トラブルが多くなります。
ここでポイントとなるのは、洗顔と保湿です。
過度なスキンケアは不要ですが、肌を清潔に保ち、適切な保湿を行うことが大切だといえるでしょう。
- 洗顔は、肌に優しいものを選び、汚れや余分な皮脂をしっかり落としましょう。
- 保湿は、乾燥を防ぐために、肌に合った化粧水や乳液でしっかり行ってください。
10代の肌は敏感肌であるため、刺激が強い成分などは避け、肌に負担をかけないケアを心がけることが肝心です。
【20代のスキンケア】
20代になると、肌の老化の兆しが現れる前に、紫外線対策と保湿が最も重要です。
特に紫外線は、肌の老化を促進する大きな要因となっており、老化の7割は光老化(UV)といわれているので、日焼け止めを毎日使うことをオススメします。
- 日焼け止めは、UVB(紫外線B波)だけでなく、UVA(紫外線A波)もカットするものを選ぶと効果的です。
UVAはシワやたるみの原因となりやすいため、長時間外にいる予定がある場合は2~3時間に一回は塗りなおすなど、無理のない範囲でおこないましょう。
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- 保湿は、自分の肌タイプに合ったものを使うことが大切です。
洗顔後は美容成分が浸透しやすい状態となっている為、たっぷりの化粧水で顔全体 になじませ、ジェルやクリームなどで蓋をするなど、なるべく早めの保湿をする と効果的でしょう。
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シンプルな化粧水で自分に合った組み合わせを楽しみましょう。
乾燥が気になるのであれば、乳液やクリームも使い、油分が気になる場合は軽めの保湿を心掛けてください。
この年代では、ビタミンCやナイアシンアミドを取り入れた製品も美白や肌荒れ防止、シワ改善に有効であり、毎日使うものだからこそ、自分の肌に合った製品でコツコツと美容貯金をしていきましょう。
30代のスキンケア
【30代から気をつけるべきケア】
30代に入ると、慢性炎症による透明感やハリの低下が気になり始める頃でしょう。
20代では約28日とされている肌のターンオーバーの周期が、30代になると約40日と長くなり、古い細胞の排出と新しい細胞の補充がうまくいかなくなるそうです。
また、この結果によりシミやシワが目立ちやすくなるため、早期の対策が重要です。
- 発酵コスメは慢性炎症を抑える働きがあるのでおすすめです。発酵成分は、肌のバリア機能を強化し、炎症を抑える効果があり、特に発酵成分が含まれているスキンケアは、肌の状態を整え、透明感を高めるのに役立ちます。
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- 30代では、レチノールの導入を考え始める時期でもあります。20代後半~30代は守りのレチノールと呼ばれるパルミチン酸レチノールが含まれているもの、30代後半では純粋レチノールを使用すると、シワやたるみを改善する効果があるため、肌にハリを与えたい人にぴったりでしょう。
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この時期からは、ビタミンCやナイアシンアミド、ビタミンCを壊さない処方のアイテム、または還元能力の高いアスタキサンチンなどの成分を意識的に取り入れることで、さらに効果的にエイジングケアができるかもしれません。
40代のスキンケア
【40代以降の肌に必要なケア】
40代になると、透明感だけでなく、シワやたるみが気になり始めるとともに、肌のハリが低下しやすくなります。この年代のスキンケアでは、規定膜ケアが重要なポイントとなります。
- 規定膜ケアとは、肌の一番外側の層である「規定膜」を保護することを意味します。基底膜の接着ができないと表皮や真皮がうまく働かずハリ感の低下に繋がるそうです。基底膜の接着は年齢とともに低下するので、肌のバリア機能が弱くなり、乾燥やシワの原因になります。
また、炎症により老化細胞が生まれるため、老化細胞を除去するNK細胞を活性化させる製品や、肌の生まれ変わりに必要であるATPが減少するので、幹細胞のある基底膜のケアもリリーエキス成分が入っているアイテムを使用するとよいでしょう。
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- ライスパワーナンバー11やポーラのリンクルショットなど、規定膜を強化する成分を使うことで、肌のハリを取り戻すことができます。
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40代以降のスキンケアでは、肌の乾燥が進むことを考慮して、油分の多いクリームやテクスチャーが濃い製品を取り入れると、より効果的でしょう。
50代以降のスキンケア
【50代以降の肌に最も重要なケア】
50代以降は、肌の乾燥やたるみが進行するため、より強力なエイジングケアが求められます。この年代で大切なのは、保湿力を高めることと、肌の再生を促進する成分の入っているものがおすすめです。
40代で使用した透明感ケア・抗炎症ケア・基底膜ケアのものをベースに、肌質の合うテクスチャーを変えながらケアを行うとよいでしょう。
- リッチなテクスチャーのスキンケアが必要です。乾燥が進みやすいため、保湿効果が高いクリームやオイルを使いましょう。
- 抗酸化作用のある成分やレチノールを取り入れることで、肌のターンオーバーを促進し、シワやたるみの改善が期待できるでしょう。
この年代では、肌の再生力をサポートする成分を選ぶことが、重要なポイントとなります。
まとめ
年齢別に適切なスキンケアを実践することは、肌の健康を保ち、エイジングケアを効果的に行うために非常に重要です。
20代から40代にかけては、基本的な保湿と紫外線対策をしっかり行い、発酵コスメやレチノール、ビタミンCを使いこなすことが大切であり、40代以降は規定膜ケアや油分を多く含む製品を取り入れて、乾燥やたるみを防ぐことがポイントです。
自分の肌に合ったスキンケアを見つけることが、年齢を重ねても美しい肌を保つ秘訣です。ぜひ、年代に合わせたケアを取り入れて、肌をしっかり守りましょう。