引用:stock adobe
近年、ドラッグストアで販売されているプライベートブランド(PB)コスメが注目を集めているようです。
これまで、高い効果を求めるならデパートコスメ(デパコス)を選ぶというイメージがある方もいたのではないでしょうか?
しかし、その常識が変わりつつあるようで、価格を抑えながらも、成分や処方において驚くほど優れた商品が次々と登場しており、「安いのに効く!」と評判の商品もあるそうです。
ここでは、3つの優秀なPBコスメを取り上げ、コスメに詳しくない方でも理解しやすいようそれぞれの魅力や成分の特徴を詳しく解説します。
【スギ薬局の「DRIP TUNE」シリーズ】:189種類のペプチドが肌を再生へ導く
DRIP TUNE【ドリップチューン】水分を含んだ透明感あるむっちり肌に 150ml
肌の老化や乾燥が気になる方にとって、再生や保湿を助けるスキンケアは非常に重要でしょう。
ここで紹介する「DRIP TUNE」は、ペプチドを中心とした画期的な処方で、肌本来の力を引き出すことが期待されているようです。
濃厚なとろみでありながら、瞬間的に肌すみずみまで浸透し、むっちり肌へと導く発酵エイジングケアローションとなっています。
発酵技術で生まれた高濃度ペプチドが鍵
「DRIP TUNE」は、スギ薬局が展開するプライベートブランドコスメの一つで、発酵ローション、乳液、クリームの3アイテムから構成されています。
最大の特徴は、日本独自の発酵技術を応用して作られており、120時間熟成されて生まれた約900種類の成分を含む「玄米麹発酵液」をベースにしている点です。
この発酵液は、玄米のぬかに含まれるたんぱく質を麹菌で発酵させることで、通常よりも多くのペプチドが生成される仕組みとなっており、みずみずしく華やかなブルーミングリュクスの香りとなっています。
また、189種類ものペプチドを含有することに成功しており、ここまで多種類のペプチドを含む化粧品は非常に珍しい存在といえるでしょう。
ペプチドは肌のバリア機能を強化し、水分保持能力を高めることで、乾燥や外部刺激から肌を守る働きがあるとされます。
さらに、肌の弾力やハリをサポートする働きもあるため、年齢肌へのアプローチとしても有効でしょう。
その他の有効成分との相乗効果
このシリーズには、ペプチドに加えてビタミンC誘導体、ナイアシンアミド、レチノール誘導体(パルミチン酸レチノール)といった成分も配合されています。
ビタミンCはメラニンの生成を抑え、透明感を引き出す作用があるとされ、ナイアシンアミドはくすみや毛穴の目立ちをケアするとともにバリア機能の向上に繋がります。
このような有効成分をバランスよく組み合わせていることにより、単なる保湿にとどまらず、美白やエイジングケアにも対応できる高機能なアイテムとなっているでしょう。
手頃な価格で手に入る魅力
注目すべきは、これほどの成分が詰め込まれていながら、価格は各アイテムおよそ2000円以下ということです。
高品質な成分をたっぷり使いながらも、継続しやすい価格設定がされている点は、多くの人にとって大きな魅力といえるでしょう。
ココカラファイン・マツキヨの共同開発「W/M AAA」:高濃度ナイアシンアミドでバリア機能を底上げ
matsukiyo WMAAA オールインワンジェルクリーム 90g
スキンケアにおいて「バリア機能の改善」は、外的ストレスに強い肌づくりの基本とも言えます。
ココカラファインとマツモトキヨシが共同で開発した「W/M AAA モイストインテンシブジェルクリーム」に注目していきましょう。
ナイアシンアミド5%配合という高濃度処方
このジェルクリームの最大の特長は、ナイアシンアミドを5%という高濃度で配合している点です。
このナイアシンアミドには、肌荒れ予防やくすみ改善、毛穴の引き締め、シミやシワ、ニキビなどなど、幅広い効果が期待される万能型の成分であり、肌のハリや弾力を与え、バリア機能を改善する効果も期待できるでしょう。
また、保湿成分として注目される「ガラクトミセス培養液」も配合されており、肌の水分量を引き上げ、乾燥から守る働きがあり、肌の保湿やキメの改善、ハリツヤの維持などの効果があります。
さらに、ビタミンやアミノ酸、ミネラルなどを含んでいるため、肌に優しい酵母成分となっているようです。
軽やかで快適なテクスチャー
使用感に関しても工夫がされており、こってりしたクリームとは違って、みずみずしく軽やかなジェルタイプでありながら、肌にのせるとしっかりとした保護膜を形成します。
このバランス感覚が絶妙で、ベタつきを嫌う人や脂性肌の方でも使いやすい設計となっているそうです。
加えて、吸着型ヒアルロン酸やポリクオタニウムといった成分も加わっており、水分と油分のバランスを取りながら、長時間うるおいを保つ効果も期待できるでしょう。
購入しやすさもポイント
価格は2,000円以下と、こちらも非常に手が届きやすい設定であり、上品で甘美なリュクスフローラムの香りとなっております。
効果が実感しやすく、それでいて継続できる価格帯に収まっているため、スキンケア初心者にも勧めやすいアイテムといえるかもしれません。
【透明感を叶える「白玉透明感ボディミルク」】:体全体をツヤ肌へ導く
matsukiyo ポリュバリア ボディミルク ブライトニング 400ml
顔のスキンケアにはこだわっていても、ボディケアは後回しになりがちという方も多いのではないでしょうか?
しかし、首元や腕、脚も「見せる肌」として注目される時代です。
そんな中で、手軽に全身の透明感を引き出せるボディミルクが登場しました。
白玉のような透明感を演出する成分配合
このボディミルクは「白玉透明感」という名称の通り、くすみのない明るくつややかな肌を目指すアイテムです。
抗酸化成分である「グルタチオン」を中心に、ビタミンCとの相乗効果で肌のトーンアップが期待できます。
さらに、セラミド5種を含む保湿成分により、肌のバリア機能をサポートしながら、乾燥を防ぎ、しっとりとした質感を長時間キープする処方となっています。
鉱物油やスクワラン、グリセリンなどもベースに使われており、肌へのやさしさにも配慮され、ブライトニングケアだけでなく、就寝前に塗ることにより、睡眠中に美容効果を得られるため日々忙しくしっかりケアができない人におすすめです。
肌をヴェールで包み込むような感触
塗布後は、いわゆる「すべすべ肌」とは異なり、まるで白玉のような明るく透明感のある肌へ導くボディミルクです。
肌表面に薄い光のヴェールがかかったような、しっとりとしたつや感を演出するだけでなく、肌そのものが美しく見える効果が得られ、特別なケアをしたような印象を与えることができるでしょう。
また、ボディミルクは400mlと容量が多めに設計されており、1078円(参考価格)とコストパフォーマンスの高さも魅力の一つです。
まとめ
今回ご紹介した3つのアイテムはいずれも、プライベートブランドとは思えないほど高機能でありながら、日常的に続けやすい価格帯を実現しています。
「高価=高品質」という認識もあるかもしれませんが、PBコスメの進化はデパコスにも負けない実力のある商品が増えてきました。
重要なのは、成分をしっかりと見極め、自分の肌悩みに合ったアイテムを選ぶことです。
PBコスメは選択肢が広がっているからこそ、「価格だけでなく効果に注目する」という視点が、これからのスキンケア選びには欠かせません。