今回は、老けてしまう朝の習慣について、注意すべきポイントを5つに分けてご紹介します。
ちょっとした意識の変化で、あなたの朝がもっと健康的に、そして若々しく過ごせるようになるはずです。
ぜひ、参考にしてみてください。
朝に作る1日のリズム
毎日の生活の中で、知らず知らずのうちに年齢を感じさせる生活習慣を繰り返していることはありませんか?
特に朝の過ごし方が、1日の過ごし方やその後の体調、美容や健康に大きな影響を与えるそうです。
朝は、1日のリズムを作り上げる大切な時間。
この時間をどう過ごすかで、老けやすさが決まってしまうこともあるかもしれません。
では、次に老けやすくなるといわれる5つのことについて解説していきます。
1. 水分補給を怠る
朝一番に水分を取らないという習慣は、老化を促進する可能性があります。
夜寝ている間、私たちの体は無意識に水分を消費し、睡眠中の呼吸や汗で脱水状態に近づきます。
最近の研究によると、適切な水分補給が不足することにより身体の生理的な老化が加速し、慢性疾患のリスクが高まる結果もあるようです。
そのため、朝一番にしっかりと水を飲むことが、体調を整える第一歩といえるでしょう。
特に、コーヒーやお茶は利尿作用があり、逆に体内の水分を奪うことになります。
朝にこれらを飲む代わりに、まずは水を飲むことを意識しましょう。
水分補給をすることで体内の循環が良くなり、むくみを防ぎ、肌の調子も整いやすくなり、さらに、適切な水分補給は、1日のエネルギーを供給する基盤にもなります。
また、温かいお湯を飲んだり、無理に白湯を飲まなくても、普通の水を1杯飲むだけでも効果的であり、重要なのは、体を目覚めさせるために、しっかりと水分を補給することです。
2. 朝起きてすぐにスマホを触る
現代の生活では、目が覚めたらまずスマホを確認する、という人が多いかもしれません.
これは非常に老けやすい習慣スマホのといわれており、スマホの画面にはブルーライトが放出されているため、体に負担をかける原因となります。
特に朝起きたばかりの肌は乾燥していることが多く、その状態でブルーライトを浴びると、シミやシワの原因になる可能性が高いそうです。
さらに、うつむき姿勢で画面を見続けることによる「スマホたるみ」は、リンパや血液の循環を悪化させ、皮下脂肪が蓄積されやすくなるため顔のたるみの原因となるでしょう。
朝起きてすぐのスマホは極力控えるようにし、目を休ませる時間も必要です。
3. 柔らかいものだけを食べる
噛む力や飲み込む力が衰える老化のサインを「オーラルフレイル」と呼び、このオーラルフレイルが進行すると、食事の楽しみや社会的な交流が減るとされ、心身の健康に悪影響を及ぼすそうです。
咀嚼を促すことは消化を助けるだけでなく、唾液の分泌を促し、口腔内を健康に保つためにも重要であり、朝食でしっかりと噛むことは、消化を助け、体内の炎症を防ぐことに繋がります。
また、寝ている間は口の中が乾燥しているため、歯周病の予防にもなります。
グラノーラやナッツ類、または雑穀米や玄米を取り入れた朝食にすることで、しっかりと噛むことができ、体にも良い影響を与えるため、バランスの取れた食事を心がけることが老化防止に繋がるでしょう。
4. 朝から甘いものを食べる
「朝から甘いものを食べても、これから活動するから大丈夫」と思う方もいるかもしれません。
甘いものは急激に血糖値を上昇させるため、体に炎症を引き起こしやすく、炎症が進行すると肌の老化を加速させることが知られています。
特に、スムージーや果物ジュースに含まれる糖分も要注意とされ、天然の果物でも、加工されているジュースには予想以上に糖分が含まれていることがあるそうです。
血糖値が急激に上がると、それを抑えるためにインスリンが分泌され、体がだるく感じることがあるため、このような急激な変動を避けるためには、朝食には甘いものを避け、血糖値が急上昇しにくい食材を選ぶことが大切といえます。
玄米や野菜中心の食事を心がけることで、体への負担を減らし、エネルギーが持続的に供給されるようになるので、朝から甘いものを食べることは控え、健康的な食事に切り替えましょう。
5. 炭水化物を避ける
炭水化物を避けることは一時的なダイエット法としてよく見られますが、これは長期的に見て老けやすい原因になるそうです。
炭水化物には、私たちの体に必要不可欠な栄養素が豊富に含まれており、特に発酵性の食物繊維を多く含む炭水化物は腸内環境を整え、腸内フローラを健康に保つ役割を担っています。
例えば、芋類や大麦、オートミールなどは発酵性食物繊維を含んでおり、腸内細菌にとって良い栄養源となり、腸内環境が整うことで、免疫力が向上し、体調が良くなります。
よって、腸が健康であれば、肌の調子も良くなり、老化を遅らせることができるため、炭水化物を全く取らないのではなく、質の良い炭水化物を選ぶことが重要といえるでしょう。
野菜やたんぱく質を先に食べ、そのあとに炭水化物を食べるなど植字の順番を工夫することで、血糖値の上昇を防ぐことができます。
まとめ
今回ご紹介した5つの朝の習慣は、どれも意識を少し変えるだけで簡単に改善できるものばかりです。
朝の過ごし方を見直し、健康的な選択をすることで、日々の積み重ねが老けにくい体を作り上げることに繋がります。
スキンケアや美容医療だけではなく、生活習慣の改善こそが、年齢に左右されずに若々しくいるための鍵といえるでしょう。
これらのポイントを実践し、健康的で美しい毎日を手に入れてくださいね。