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朝の洗顔は、スキンケアの基本のひとつですが、「洗顔すると肌がつっぱる」「乾燥しやすくなるから朝は洗わないほうがいいのでは」と考える人も少なくないかもしれません。
特に乾燥肌の方は、朝の洗顔を控えることで肌のうるおいを守ろうとするケースが多く見られるでしょう。
しかし、睡眠中に分泌された皮脂や汗、ホコリなどが付着しているため、朝も適切に洗顔を行うことが大切です。
本記事では、朝洗顔の必要性と、乾燥を防ぎながら肌を守る正しい洗顔方法について詳しく解説します。
なぜ朝の洗顔が必要なのか
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夜のスキンケアをしっかり行ったとしても、朝の肌はさまざまな要因で汚れがたまっています。
朝に洗顔をしないと、肌トラブルの原因になってしまうこともあるので、乾燥しないように洗うことが大切です。
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1. 夜に塗ったスキンケア成分や皮脂の酸化
夜のスキンケアでは、保湿のためにクリームやオイルを使うことが一般的でしょう。
これらの油分は肌を守る役割を果たしますが、時間が経つと酸化し、肌に悪影響を与えることがあります。
特に、油分が酸化すると過酸化脂質に変化し、肌の老化を加速させたり、毛穴詰まりや炎症の原因になりかねません。
朝洗顔を行うことで、酸化した皮脂やスキンケアの残りをしっかり取り除くことができるのです。
2. 寝ている間の皮脂分泌と肌のターンオーバー
肌は、寝ている間に肌のターンオーバーを促す“成長ホルモン”が脳下垂体から分泌されます。
この成長ホルモンは天然の美容液と表現されることもあるそうで、成長ホルモンの分泌量は、睡眠に入った直後から約3時間前後がピークとされているそうです。
その際、不要になった角質や老廃物が自然に排出されますが、これが皮脂と混ざることで肌表面に残り、油分が酸化してくすみの原因となってしまうでしょう。
適切に洗顔を行うことで、肌をクリアな状態に保ちやすくなります。
3. 悪玉皮脂の影響
どんな肌質の人でも、朝の皮脂は「悪玉皮脂」の割合が高いとされているそうです。
この悪玉皮脂は肌のバリア機能を弱め、炎症を引き起こすことがあります。
特に乾燥肌の方でも、悪玉皮脂を放置すると肌荒れにつながることがあるため、適度な洗顔が必要であり、必要な皮脂まで取りすぎないよう、洗顔方法には工夫が必要でしょう。
乾燥を防ぎながら正しく洗顔する方法
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朝の洗顔では、肌のうるおいを守りながら、余分な汚れだけを落とすことがポイントです。ここでは、保湿をしながら、肌に優しい洗顔の方法を紹介します。
1. 洗顔料の選び方
洗浄力が強すぎる洗顔料は、必要な皮脂まで取り除いてしまうため、乾燥肌の方には不向きです。
そこでおすすめなのが、乳液タイプの洗顔料です。
乳液洗顔は、油分が含まれているため、酸化した皮脂をやさしく浮かせて落とすことができ、肌に必要なうるおいを保ちながら洗えるため、乾燥しやすい方に適しています。
2. 正しい洗顔の手順
- ぬるま湯で顔を軽く濡らす
✓熱すぎるお湯は肌の水分を奪ってしまうため、30〜35℃程度のぬるま湯を使いましょう。
- 洗顔料を適量手に取る
✓乳液洗顔の場合は、乾いた肌に直接なじませることが重要です。普通の洗顔料を使う場合はしっかり泡立ててから使用しましょう。
- 顔全体にやさしくなじませる
✓ゴシゴシこするのではなく、指の腹を使って円を描くように優しくマッサージします。
- ぬるま湯でしっかりすすぐ
✓乳液タイプの洗顔料は水だけでは落ちにくいため、しっかりとすすぐことが大切です。
- タオルで軽く押さえて水分を拭き取る
✓こすらず、優しく押さえるようにして水分を取りましょう。
3. 朝洗顔におすすめのアイテム
ファンケル (FANCL) やわ肌ミルク 洗顔 <朝用ミルク状洗顔料> 120mL×1本 (約60回分) 朝洗顔 無添加 (乾燥肌/テカリ/泡立て不要)
乾燥しやすい方におすすめなのが、ファンケルの「やわ肌ミルク洗顔」です。
この洗顔料は、乳液状のミルク洗顔であり、“乳液で顔を洗っていく“という発想から、肌のうるおいを守りながら、酸化した皮脂や汚れをしっかり落とし保湿もできる設計になっています。
特に、
- 油分と水分をバランスよく配合し、汚れを浮かせながら肌を守る
- 刺激の少ない洗浄成分を使用し、敏感肌や乾燥肌の方にも使いやすい
- 悪玉の皮脂のみを取り除いて、肌に必要な皮脂は残すという絶妙なバランスをとっている
- すすぎやすい設計で、洗顔後の肌のつっぱり感を抑える
といった特徴があり、乾燥しやすい季節でも快適に使用できるのが魅力です。
ここでの注意点は、朝洗顔の際にまず最初にやわ肌ミルク洗顔を乳液のように塗布してから、水で洗うのがポイントとなります。
水で最初に洗う事により、悪玉の皮脂を取り除けないらしいので、注意してください。
まとめ
朝の洗顔は、肌の健康を守るために必要なステップです。
特に乾燥肌の方でも、適切な洗顔を行うことで、肌のうるおいを保ちながら清潔に保つことができるでしょう。
- 夜に塗ったスキンケア成分や皮脂の酸化を防ぐために洗顔が必要
- 寝ている間に分泌される皮脂や老廃物を取り除くことで肌トラブルを防ぐ
- 乳液タイプの洗顔料を活用することで、肌のうるおいを守りながら洗浄可能
乾燥を気にせず、正しく洗顔を行うことで、健やかな肌を保ちましょう。